懸け橋プロジェクトのプログラム

―「ドイツ」を内側から体験する―

母なる島を背に、父なる海を越える。

そうして世界の一部を体験することで、

自らの内にある水平線の輝きの何たるかを知る。

 

 懸け橋プロジェクトでは、ドイツの飾らない生活を知ることのできるホームステイや各種交流企画など、今ここにある日常の暮らしを通し、人々の生きる思想文化を内側から体験するための特別なプログラムをご紹介しています。

 主な実施場所は、オーストリア及びチェコと国境を接する南ドイツの街、パッサウ。ドナウ、イン、イルツという三河川の合流地点にあり、有史以来常に交易の要衝として繁栄してきたこの街は、かつて神聖ローマ帝国内最大の司教区でもありました。その領地が19世紀初頭に分割・縮小され、最も小さい司教区の一つに数えられることとなった現代においても、パッサウはニーダーバイエルン地区に輝く重要な中核都市として知られています。

 当プロジェクトがパッサウを実施場所に選ぶのは、地方都市こそドイツらしさを肌で感じるに最適と考えるからです。ミュンヘンやアウグスブルクなど、バイエルン州の大都市を行き交う匿名の顔たちが、パッサウでは個々の名前をもって様々な表情を見せているように思われます。人々の顔が身近に見えるほど平穏な街でありながら、ヨーロッパの歴史の中心に開かれた場所でもあるパッサウ。この街だからこそ体験できる「ドイツ」がここにあります。

 

 

 それぞれのプログラム名をクリックして詳細をご確認の上、ご不明な点などありましたら、下記メールアドレスまでお気軽にご連絡ください。